Eメールで履歴書を送るとき、、、 担当者本当に全部読んでるの??

送られてきたEメールに添付されている履歴書を、担当者が実際に全部読んでいるのか?

この質問に答えられる人は存在しません。世界中の担当者にインタビューすることは不可能ですから(笑)が、しかし、実際には目も通してもらえず、ごみ箱行きになる履歴書がたくさんあるのは、まぎれもない事実なのです。
毎日何百、何千と世界中から求職願いのEメールが来る超人気企業や、名の通ったヘッドハンティングの会社では、ハイエンドのEメール管理システムを運用して、履歴書を事前に自動選別している会社が少なくありません。何を隠そう、この記事を書いている私自身が、そのEメール管理ソフトのローカライズのお仕事を以前させていただいたことがあるので、現実を目の当たりにしたわけなのです。

さて、技術的なことは割愛するとして、結論を先に述べると、あなたが精魂込めて仕上げた英文履歴書は、担当者のメールの受信ボックスに行く前に、メールサーバー上でシステムがテキストスキャンし、予め設定してあるキーワードなどを拾っていき、条件を満たさないものはそのままごみ箱行きになってしまう仕組みになっている場合があるということです。つまり、人事の担当者は、あなたがメールを送ったことすら知らないわけです。条件を満たして、インボックスに入ってきたEメールだけを担当者は目にします。

そこで、ごみ箱行きにさせないために、注意すること。

履歴書の中に、応募条件にあるキーワードを必ずちりばめる。 

↑この一言に尽きますね。

例えば、以下の募集要項の例を見てください。

—————————————–

以下の経験があると望ましい。

・ウェブアプリケーション開発経験(Java、PHP、Pythonなど)
・英語でのコミュニケーション能力(TOEIC700点以上)

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このような場合、履歴書に入れおきたい単語は、ウェブアプリケーション、開発、Java、PHP、Python、英語、TOEIC、です。もちろん全部書かないといけないわけではありませんし、Pythonをもし一度も使ったことがない場合は、当然Pythonと書いてはいけません。

但し、コンピューター系のスキルの場合、アプリ/ソフトウェアの名前など、とにかくちょっとでも触ったことや起動したことがあるのなら、操作なんか詳しく知らなくても書いておきましょう!英語の履歴書にはskillとせずに、software experienceなどと書いて、いくらでも言い回しは工夫できます。ぶっちゃけ履歴書を送付してから練習したって良いということです 😀

現実的な話、応募条件には書いてあっても、蓋を開けてみたら実際の現場ではたいして重要じゃなかった、な~んてことは多々あります。その辺は面接までこぎつければ判明するでしょう。また、そこで落とされるのなら納得もいくでしょう。

私の知人に、ちょっと起動したことがあるというくらいのレベルのソフト名をレジュメに書いて、ばっちりサーバーアドミンの職をゲットした人がいます。特に技術系の仕事の場合にありがちですが、現場の人ではなくて人事の人が応募要項を書いていてると、実際の仕事内容が全然想像してたのと違った、なんてことがあったりもします。要は、たった一行の違いで面接にこぎつけられるなら、チャンスをもらえるのなら、書いておいた方がいいということです。全くのウソでない限りは!!

こんまりさんではありませんが、ときめく募集要項に出会ってしまったら、まずは魅力的な英文履歴書を用意して、なんとか面接までこぎつけましょう。勝負はそこからです。

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英語で電子メールを送る場合にとても参考になる本

最後に、英語でメールを送る際に、とても参考になる本をご紹介しておきます。

例文がとにかく豊富なのと、ごちゃごちゃと多色過ぎない、情報が探しやすい、見やすいデザインになっています。

英文ビジネスEメール 実例・表現1200 [改訂版]です。