アメリカ美容院デビュー!知っておきたいコツとチップと英会話
アメリカ在住、またはアメリカを旅行されるあなたへ。アメリカの美容院デビューしませんか。ただ、英語のみならず、美容院の仕組みなど、日本とは違うシステムや文化に若干戸惑うこともあるかもしれません。そこで、スムーズに美容院デビューできるよう、役立つ情報をまとめました。今回の記事は、アメリカで初めて美容院に行く方を対象に書いてみます。
美容院の探し方
まず、美容院を探す方法ですが、いくつか便利なツールがあります。
- Google検索: 「hair salon near me」や「hair salon in [都市名]」などで検索すると、近くの美容院が一覧で表示されます。口コミや写真も参考にできます。
(余談:日本ではYahoo! JAPANは非常に人気があり、多くの人が利用していますが、アメリカではYahoo!の利用者は減少の一途をたどり、Googleが圧倒的なシェアを持っています。) - Yelp: アメリカ版の利用者多数の口コミサイトです。美容院の口コミだけでなく、メニューや価格、雰囲気なども詳しく調べられます。
- Beautylish: 特に美容好きの間で人気の高いオンラインストアです。美容に関する情報が満載で、美容院の検索はもちろん、ヘアスタイルのアイデアなども得られます。
アメリカの美容院の仕組み
日本の美容院と比べて、アメリカの美容院には以下のような特徴があります。
- 予約制: ほとんどの美容院が予約制です。事前に電話やオンラインで予約しましょう。
ストリップモール(屋外タイプで店舗が道路に面して一列に並んでいる小さめのモール)の中にあるような、ごく小さい美容院などは、Walk-ins welcome(予約なし歓迎)と書かれたところもありますが、美容院デビューのみなさんは、しっかり予約して大きめのところへ行くことをお勧めします。 - チップ: サービスに対するチップは必須です。金額はサービスの質や満足度によって異なりますが、通常は施術料金の15~20%が目安です。事前にメニューで料金を確認できた場合は、その金額の少なくとも20%増しで費用を見積もっておきましょう。
- メニュー: カット、カラー、パーマなど、メニューは日本と似ていますが、細かく料金が分かれている場合が多いので、セットでいくらと書かれていないのが面倒です。もしいくらかかるか不安で、事前に金額が調べられるなら、何と何と何をやってもらう場合、合計いくらになりますか?と電話して聞いてみるのも手です。
- シャンプー: シャンプーは別料金になることが多いです。日本では美容院に行ったら当たり前にやってもらえるシャンプー、例えば施術をカットでお願いした場合、濡らして櫛でとかしていきなり切り始め、乾かしてセットして終わりというのはよくあることです。アメリカの若者は、ただの揃えるだけのヘアカットの場合は、家でシャンプーしてから出かける人も多いです。
- スタイリスト: 担当のスタイリストが最初から最後まで担当してくれることが多いです。シャンプーはアシスタントが、乾かすのは途中まで別の人が、という日本のようなシステムは少ないです。
それから、スタイリストが美容院の椅子を間借りする形で、美容院のオーナーに使用料を毎月払い、各自(各椅子)がそれぞれ違う個人事業主のスタイリストが集まっているところもあります。この場合は、〇〇サロンという名前があって、そこに連絡を取り、誰でも良いからと予約を取ることもできれば、各スタイリストに直接連絡を取って予約を取ったりもできます。そういう場合は、サロンではなく、そのスタイリストにお金を払う形になり、他のスタイリストと金額が違ったり、受け付けてくれる支払い方法が違ったりもします。
私が中高生の時は、よく大きなヘアカタログを自転車のカゴに入れて美容院まで走ったものですが、最近はそんなものを持ち歩かずに、携帯でササッと見せられるの便利ですよね!
やはり写真があると、簡単にイメージが伝えやすいので、一冊キンドルに入れておくのは得策です!
チップはいついくら、どうやって渡すか?
チップは、サービスを受けた後、すべて終わってから、スタイリストに直接手渡しするのが一般的です。現金で渡すか、クレジットカードで支払う場合、チップの欄に金額を入力することもできます。
チップの金額は、サービスの質や満足度によって異なりますが、最低でも施術料金の15%は渡しましょう。15~20%が目安です。しかし、以下のような場合は、もう少し多めに渡すことも多くあります。
- 特別なリクエストをした場合
- 時間がすごくかかった場合
- とても満足した場合
個人的には、私は毎回ネイルもヘアも20%渡しています。私が行く美容院の美容師さんは、常連なのもあって、ヘアカラーの根本のタッチアップだけで行っても、前髪だけはいつもサービスでちゃちゃっと切ってくれるので、感謝の気持ちを込めています。
サービスを受ける際にとても大事なこと
それから、文化として一つすごく大事なことを、、、
美容院に限らず、アメリカで何かのサービスを受ける、物を買う場合、日本で存在する「お客様」の様に当たる部分の感覚はバサッと捨ててください。施術者、店員、スタッフと、顧客とは同等の立場です。お客さんだから偉いという感覚はありませんので、どうか気をつけてくださいね。
高級ブランドや、高級デパートなどに行くと、店員の態度はもちろんより丁寧にはなりますが、平等さは変わりません。
異文化に飛び込んだときに、勘違いで嫌な思いをしないように書かせていただきました。施術が終わったら、必ずThank you!の一言を忘れずに。お金を払っているんだから当たり前、はなしです 😀
美容院で使える英会話フレーズ
美容院で使える英会話フレーズをいくつか紹介します。
- 予約する時:
- I’d like to make an appointment for a haircut. (カットの予約をしたいのですが。)
- Are you available on [曜日] at [時間]? ([曜日]の[時間]は空いていますか?)
- 相談する時:
- I’d like to try a new hairstyle. (新しいヘアスタイルに挑戦したいです。)
- I’m looking for a hairstyle that is easy to manage. (扱いやすいヘアスタイルを探しています。)
- 要望を伝える時:
- Can you cut my hair a little shorter? (もう少し短くカットしてください。)
- I’d like to keep my length but add some layers. (長さは変えずに、レイヤーを入れてほしいです。)
- その他:
- How much is it? (いくらですか?)
- Can I pay by credit card? (クレジットカードで支払えますか?)
まとめ
アメリカの美容院デビュー、楽しみですね!事前に情報を集め、予約を入れたら、あとはリラックスして施術を受けるだけです。この記事が、あなたの美容院デビューの役に立てばとても嬉しいです!!
次回は、美容院で使われる用語など、もうちょっと突っ込んだ内容を、アメリカ在住の日本人の方にも参考になるように、まとめてみたいと思いますので、どうかお楽しみに!