外資系企業への転職に役立つ レジュメのAction Verb
外資系企業への就職や海外就職を希望する日本人の方は、レジュメ/英文履歴書の作成に頭を悩ませているのではないでしょうか。なかでも職歴の項目は特に重要で、採用担当者は、あなたの職務経験や成果を、あなたのスキルや能力を判断する材料として見ます。そのため、職歴を効果的に伝えるためには、適切なAction Verbを選ぶことが大切なのです。
Action Verbとは、行動を表す動詞のことです。レジュメでは、主語を省略して書くことが一般的であるため、動詞がいつも文頭に来ることになります。そのため、採用担当者の目に最初に入るのがこのAction Verb、あなたのスキルや経験を効果的に伝えるためには、力強いAction Verbを選ぶことが重要です。
Action Verbは、自分のスキルや経験を簡潔に相手に伝えるのに便利な動詞です。また、このAction Verbと具体的な数字や成果を組み合わせることによって、レジュメに目を通す人に、より強いインパクトを与えることができます。日本語でも似たような意味を表す単語は数ありますが、その中でどの単語を選ぶかによって相手に与える印象が変わってきますよね?英語でもそれは同じです。それでは、どんな動詞を使ったら説得力が増すのでしょうか?
ここでは、外資系企業への就活に役立つ、レジュメのAction Verbをご紹介します。
レジュメに入れる主なAction Verbのリスト
英語 | 日本語 |
おすすめの理由や解説
|
Accomplish | 達成する |
最も一般的なAction Verbで、幅広い状況で使える
|
Achieve | 到達する |
Accomplishと似た意味だが、より具体的な成果を達成したことを強調したい場合におすすめ
|
Deliver | 達成する |
成果を顧客やクライアントに提供したことをアピールしたい場合
|
Overcome | 克服する |
困難な課題を克服したことを強調したい場合
|
Conduct | 実施する |
プロジェクトや調査などの業務を担当したことをアピールしたい場合
|
Create | 作成する |
新しいものやアイデアを生み出したことをアピールしたい場合
|
Develop | 開発する |
新しい製品やサービスを開発したことをアピールしたい場合
|
Direct | 指揮する |
チームやプロジェクトを率いたことをアピールしたい場合
|
Execute | 実行する |
計画や戦略を実行したことをアピールしたい場合
|
Lead | 導く |
チームやプロジェクトを導いたことをアピールしたい場合
|
Manage | 管理する |
部署やチームを管理したことをアピールしたい場合
|
Oversee | 監督する |
プロジェクトや業務を監督したことをアピールしたい場合
|
Present | 発表する |
プレゼンテーションやセミナーで成果を発表したことを伝えたい場合
|
Publish | 出版する |
論文やレポートなどの成果を出版したことをアピールしたい場合
|
Receive | 受賞する |
賞や表彰を受けたことを言いたい場合
|
Solve | 解決する |
問題や課題を解決したことをアピールしたい場合
|
Supervise | 監督する |
部下やスタッフを監督したことをアピールしたい場合
|
Train | 教育する |
人材を育成したことをアピールしたい場合
|
<役に立つ本の紹介>
1万人を面接した元・外資人事部長が教える 英文履歴書の書き方・英語面接の受け方 単行本
◆外資系企業で、25年間に1万人を面接し、10 万通の英文履歴書を読んできた著者が、
書類選考を確実に通過する英文履歴書の書き方と面接で好印象を与えるポイントを丁寧かつ具体的に紹介。
◆文章の中で自分をどう目立たせるか、職歴はどのような書き方が効果的か、地頭がいいと思わせる書き方などを、
良くない例・改善した例を示しながら、人事担当者が気になる部分を中心に詳しく解説します。
ITエンジニアやセールスエンジニア、研究職、事務職など、職種ごとの書き方例も掲載。
似たような動詞との違い
Action Verbは、似たような意味を持つ動詞が複数存在します。その中で、採用担当者によりインパクトを与える動詞を選ぶことが大切です。
たとえば、「Accomplish」と「Achieve」は、どちらも「達成する」という意味ですが、「Accomplish」はより一般的な動詞であり、「Achieve」はより具体的な成果を達成したことを強調したい場合におすすめの動詞です。
また、「Develop」と「Create」は、どちらも「開発する」という意味ですが、「Develop」は既存のものを発展させることを意味するのに対し、「Create」はまったく新しいものを生み出すことを指します。
このように、Action Verbの意味を良く理解して、適切な動詞を選ぶことで、自分のスキルや経験をより効果的にアピールすることができます。
具体的な成果を組み合わせる
Action Verbを効果的に使うためには、具体的な成果を組み合わせることも重要なポイントです。たとえば、「Accomplish」を「Accomplished a 20% increase in sales」(売上20%アップを達成した)のように使用することで、より説得力のある表現になります。
このように、数字や具体的な成果を組み合わせることで、採用担当者に自分のスキルや経験の価値をより明確に伝えることができます。
まとめ
外資系企業への就活の際、レジュメのAction Verbを効果的に活用することは、とても大切です。
レジュメは、採用担当者があなたのスキルや経験を判断する重要なツールなので、適切なAction Verbを選んで、あなたの強みやアピールポイントを効果的に伝えましょう。
ぜひ、今回ご紹介したAction Verbを参考にして、レジュメを作成してみてください。