トラブル回避の英会話シリーズ やっかいな同僚 エピソード1
ボブの就職活動に続いて、またまたシリーズでお届けしようと思います。今回は、トラブル回避の英会話と題しまして、「やっかいな同僚」の第一話です。日本もアメリカも世界中どこも同じ、世の中色々な人がいるもんです。ときには面倒な同僚に出くわしてしまうということも。職場の人間関係で困ったことが起きた時、あなたならどうしますか?
やっかいな同僚 エピソード1
うるさい音をたてる隣のオフィスの意地悪なアリソン
▼状況▼
アリスンとリンダはオフィスが隣同士の同僚です。オフィスは各自個室です。リンダは隣から聞こえてくる騒音をいつも苦々しく思っています。
◆シーン25◆
Problem co-worker – Episode 1
A: Allison
L: Linda
<Linda is in her office. Allison’s office is next door. Allison’s radio is blasting and it is bothering Linda. Linda walks over to Allison’s door.>
L: Good morning, Allison.
A: Yeah. You want something?
L: Yes. I was wondering if you could turn down your radio?
A: I could, but I won’t.
L: Why not?
A: Cause you didn’t say “please”.
L: Ok. Could you please turn down your radio?
A: Nope. Too late.
L: Thanks for your help.
<Linda walks back to her office and sits down.>
L: <thinking… I don’t understand what her problem is. This is an office, not a night club.>
<the radio gets even louder.>
L: <thinking… What a nasty person! Maybe I should tell my boss. But if I do, and Allison finds out, she will probably become even nastier. What should I do? Maybe I’ll ask my husband’s advice when I get home tonight.>
◆シーン25の解説◆
★blasting
(訳)大きな音で響き渡っている、爆音を発している。「かかっている」なんてレベルでない時にぴったりな表現です。
★bother
(訳)悩ませる、うるさがらせる、困らせる、嫌な思いをさせる
★Thanks for your help.
これは普通、何かしてもらったときに、「助けてもらってありがとう」「お世話になりました」という意味で使います。しかし、ここでは何かしてもらうどころか、頼んだことに対してあからさまにNOだったので、精一杯の皮肉、嫌味として言っています。
★nasty
(訳)意地の悪い、陰険な、嫌な
◆シーン25の全訳◆
厄介な同僚 – エピソード1
A: アリソン
L: リンダ
<リンダは自分のオフィス(個室)にいます。アリスンのオフィスは隣です。アリスンのラジオがものすごい音量でなっていてリンダを苛立たせています。リンダがアリスンのオフィスへ行きます>
L: おはよう、アリソン。
A: ああ・・・何か用?
L: ええ、ラジオの音量を下げてもらえないかしらと思って。
A: 下げようと思えば下げられるけど。でも下げないわよ。
L: なぜ?
A: だって、あなた「お願いします」って言わなかったから。
L: わかったわ。ラジオの音量を下げてください。お願いします。
A: 嫌よ。今さら遅いわ。
L: それはご親切に。
<リンダは自分のオフィスに戻り、席に付きます>
L: <心のつぶやき… 一体何なのかしら?!ここは会社であって、クラブじゃないのよ。>
<ラジオの音がさらに大きくなります。>
L: <心のつぶやき… なんて嫌な女!上司に言いつけるべきかも?でも、そんなことして、もしアリソンが知ったら、今よりいっそう意地悪になるだろうな。どうしよう?今晩、帰ったら旦那に相談してみようかな・・・>
いや〜、嫌な感じですね!!でも、いますよね、時々びっくりするような態度の人が。何か理由があるのでしょうか?では、次回をお楽しみに!
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