ビジネスでよく使うacronym(省略語)について。
ビジネスシーンでよく使われる、英語のacronym(省略語、頭字略語)をご紹介します。
英語の**acronym(アクロニム)**とは、複数の単語の頭文字を取って作られた略語のことです。通常、それ自体で新しい単語のように発音されます。
例
- NASA(National Aeronautics and Space Administration)
- ASAP(As Soon As Possible)
- FIFA(Fédération Internationale de Football Association)
※ 略語には「acronym(頭字語)」と「initialism(頭字略語)」があります。
- Acronym は一つの単語のように発音される(例:NASA, NATO ▶ナサとかナトーって言いますよね!)
- Initialism は一文字ずつ発音される(例:FBI, ATM ▶エフビーアイ、エーティーエムなど)
頭字略語はみなさん無意識に使っているものがたくさんありますね。そして、簡単に言うと、**acronymは「単語のように読める略語」**ですね! 😊
<アメリカンオフィスでのシチュエーション例>
オフィスでの同僚同士のカジュアルな会話で、省略形がたくさん用いられています。ブレンダが、会社で使う新しいコンピューターを最近オーダーしました。マークがそれについて、質問しています。
<シーン5 サンプル英会話>
Mark: M
Brenda: B
M: Brenda, did you receive your new PC?
B: Yes. But it was DOA.
M: That’s too bad. Did you get an RMA number?
B: I requested it. But it is still TBD.
M: You should tell them you need it ASAP.
B: Yeah, I should. If they send me a bill, I’m going to call the BBB.
M: DOA… hum……. Are you sure it’s not a PEBKAC?
B: PEBKAC? What does that mean?
M: “Problem Exists Between Keyboard And Chair”.
B: Mark! That’s not nice!
M: Sorry, I was just kidding.
<シーン5で使われた省略語の日本語での詳しい解説>
★DOA (ディーオーエー)
dead on arrival の頭文字をとった省略形
「着いたときには死んでいた」ということで、届いたものが最初から壊れている状態を表すのに使います。通常、テレビ、ビデオ、FAX等の家電製品やコンピューターに対して使われます。
☆注意☆同じ不良品でも洋服類、家具などの動きのないものには使えません。
それと余談ですが、TVドラマ「ER」の中でこれが出てきた場合は、文字通り「患者が病院に運ばれた時点でもう息を引き取っていた」という意味になります。実は、元々は病院が発祥の地と言われているacronym(アクロナム)です。
★RMA (アールエムエー)
Return Materiel Authorization 又は、Return Merchandise Authorization
これはもうRMAという言葉として定着していて、本来何の略だったか気にせず、使われているようです。「商品返品承認」の意味で、通常「RMA number」(返品承認番号)というように「number」をつけて会話に出てくることがほとんどです。
★TBD (ティービーディー)
to be determined
確定される、決定される、裁決される予定である
★ASAP (エーエスエーピー又はエーサップ)
as soon as possible
できるだけ早く、大至急
これはきっと、すでにご存知の方が多いかもしれませんね。
★BBB (ビービービー)
Better Business Bureau (ベタービジネスビューロー)
アメリカにある組織で、日本でいう消費者センターのようなところです。商取引における消費者の苦情を受け付けてくれます。企業や店舗などへ文句の手紙を書くとき、このBBBへCC(カーボンコピー)するというやり方が効果的と言われています。皆さんも、個人輸入などで、米企業又は商店ともしトラブルになったら、BBBにレポートするのも解決手段の一つです。
ちなみに、電子メールですでにお馴染みの「CC」は、電子メールでCCするという意味と、同じ内容の手紙をコピーして郵送するの二つの意味があります。
★PEBKAC (ペブキャック)
これはマークの冗談で、一般的に使われているものではありません。日本語でもよくあると思いますが、勝手に好みの省略形を作って話す人が結構いますよね。アメリカ人もしょっちゅうこんな風にして、言葉を楽しみます。ただ、このPEBKAC(ペブキャックと発音します)に関しては、コンピューター業界のオフィスでは、知っている人も多いようです。ハイテク産業に勤める誰かが、知識のないコンピューターユーザーをからかって言い始めた流行語のようですが、 “Problem Exists Between Keyboard And Chair”「問題はキーボードと椅子の間に存在する」ということで、要するにコンピューターを使う「人間」を間接的に指しています。
この会話では、コンピューターが壊れていたのではなく、ブレンダの操作に何か問題があったのではないかという意味になり、彼女が怒ったわけです。業界の人が使う、とてもマニアックな表現ですので、参考程度に読んでおいてください。もし使うとしたら、このスキットでマークがやったのと全く同じような会話の流れでどうぞ。
ネィティブが、何か意味の分からない省略語を使ったら、ブレンダが聞いたように What does that mean?(それどういう意味?)
又は、What does that stand for?(それ何の略?)と聞き返しましょう。
stand for ~ ~の略語である

これは、英語のテキストでよく使われる、I don’t know.の略です。
★just kidding
冗談です。からかっただけです。
<例>You are kidding me! 冗談でしょう?!
<シーン5の日本語全訳全訳>
M: ブレンダ、君の新しいPCは届いたの?
B: ええ届いたわ。でもね、納品されたときからもう壊れてたの。
M: それはひどいな。返品用ナンバーはもらった?
B: リクエストしたわ。でも未だ発行予定ってやつなの。
M: できるだけ早く必要なんだってそこの会社に言ったほうがいいよ。
B: そうね。言わなくちゃ。もし請求書なんか送ってきたら、ビジネスベター
ビューローに電話してやるつもりよ。
M: DOAねぇ。ふーん、、、。 ね、それって確実?PEBKACじゃないだろうね?
B: PEBKAC?なーにそれ?
M: “Problem Exists Between Keyboard And Chair”.実は問題は(PCじゃなくて)
キーボードと椅子の間にあったりして。
B: マーク!それって失礼よ!
M: ごめん、冗談だよ。
<絶対覚えておこう!その他の使用頻度の高いacronym>
★TBA ★RFP
to be announced Request for Proposal
未定、後日発表予定 提案依頼書、提案書提出依頼
★RFQ ★AKA ~
Request for Quote also known as ~
見積り依頼 ~としても知られている、~としてもお馴染みの
★PTO
Paid Time Off
Personal Time Off
有給、休暇
<例>I am taking PTO this Wednesday.
<訳>今週の水曜に有給とるつもりなんだ。
漫画で話せるようになる?!
難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
この「難しいことはわかりませんが」のシリーズ、面白いです(笑)。↑こちらは漫画バージョンで、本のバージョン(Kindleアンリミテッド読み放題の対象)もあります。スラスラと話せるようになる近道が学べます。難しいことはわかりませんが、とあるのですが、ある程度の英語の基礎が身についている方にオススメです。
略語ではないんですが、福岡弁と英語のバイリンガルのアンちゃんが書いた面白い本です。驚きながら笑いながら、いつのまにか楽しく知識が増えていく、ネイティブとの会話でもしっかり役に立つ本です。ぜひ読んでみてください。
宛先住所を書く時の略語
略語の関連記事として、英語で郵便の送り先住所を書く時の略語をこの記事で紹介しています。参考になさってください。