アメリカのネイルサロンでのチップと英語 Part 1

ちょっと前なんですが、アメリカ今時事情の中で、アメリカのネイルサロンの今時事情について書いたところ、ネイルサロンのサービスに対するチップをいくらくらい渡せばいいのか?どのタイミングで誰に渡せばいいのか?というアメリカ在住の方からご質問をいただいたので、アメリカの今時ネイルサロン情報第二弾ということで、最近の私がどうしているかを書いてみたいと思います。

ついでなので、ネイルサロンに行った時に使える、役に立つ英語のフレーズもご紹介していきます。

アメリカのネイルサロンでのチップについて

単純にアメリカと言っても、ご存知のように、それはそれは広いので、私が住んでいるカリフォルニアでのことと、時々旅行でハワイに行くと、まず必ずネイルサロンにも行くので、この二州でのことを書きたいと思います。

まずチップの金額と渡し方について、結論から簡単に先に書くと、チップの金額は「今日はジェルネイルとデザインで、$○○になります。」と言われたら、その支払う代金の20%をチップにします。渡し方はクレジットカードで支払う時に、TIP欄に金額を書き込み、代金とチップを合計して書いて署名して、まとめて払っています。例を言えば、代金$40ですと言われたら、頭でさっと計算して、チップ20%、つまり$8をTIPと書かれた欄に書き込み、$48と書いてサインします。代金の$40はすでに印刷されているので、その下のTIPの下線の上に書くわけです。これで済んでしまうので、この数年は私はずっとこれです。会計の後に、チップ用のキャッシュを持って、担当してくれたネイリストさんをまた追いかける必要もなく、とても楽ちんです。ちょっと遅れると、もう次のお客さんの対応を始めていたり、奥へ引っ込んじゃったりしていることもあるので。

それから、よくあるのが、途中まではこのネイリストさんがジェルやマニュキュアのオフと甘皮処理、ベースを塗るところまでやってくれて、途中から別の人がデザインだけやってくれたりなど、2人の人に渡さないといけなかったりする場合。こんな時はとっても面倒なので、心で「勝手にそちらで分けてね〜」の気持ちを込めて、カード支払いバンザイと思います(笑)。

クレジットでの支払いに話を戻しますが、向こうが使っているクレジットカード用のシステムによっては、署名する伝票に、すでにご親切に3種類くらいのチップの金額が計算されたものが参考までに印刷されていたりもします。レストランでもよくあります。その場合、よく見かけるのが、18%=$○○、20%=$〇〇、25%=$○○などです。ここから数字を選んでそのまま書いてもいいですし、端数を繰り上げたり、切り捨てたりしてもいいですし、18%が参考数字の最小だからといって15%にしてはいけないわけでもなく、あくまで受けたサービスの印象で決めてください。私は何年も同じ場所に通っていることもあり、よっぽど極端に何かが気に入らないということでもない限り、いつもおよそ20%にしています。レストランでは15%、ネイルやマッサージなどのサービスでは20%が相場でないかと思われます。

去年の夏、ハワイでやってもらったネイルです

チップ文化のない日本では、言われた代金がサービスに対する対価だと感覚的に捉えがちですが、サービス業の場合、チップがその人のメインの収入であったりもするので、最低でも15%は書くようにするのをおすすめします。ものすごく良いサービスを受けたり、とても時間を取ってくれて熱心にしてくれたという場合は25%、30%と渡すこともあります。この場合の%ですが、何セントまで細かく計算する必要はないので、大体で大丈夫です。

最近では、支払いの時に、iPadやiPhoneのようなモバイルを出されて、そこに入力して支払う場合もあります。これだと%を選ぶと自動計算してくれますし、Customというボタンを押すと、任意の好きな金額を入れることもできて便利です。アメリカの単位はドルと、それ以下の単位はセントで、画面表示では0.00となっていて、当然ですが0の部分がドルになります。つまり、5ドルチップを払いたい時に、数字キーで5を一回押しただけでは、0.05となって、たったの5セントになってしまいますので注意してください。画面をよく見ながら、500と押すと、5.00となって、$5の意味になります。



さて、ネイルサロンにもレベルがあって、上記に書いたようなやり方をするのは、私が常連である、家の近所のネイルサロンを想定して書いています。いわゆるレベルとしては中の中、街なかのごくごく普通のネイルサロンです。ホテルの中にあるような超高級サロンではなく、はたまた窓ガラスや看板が割れた、夜には鉄格子がはまる、現金でしか払えないというサロンではないです。

現金でしか払えない、またはクレジットカードを使うのはいくら以上と決まりがあるような小さな個人経営サロンもあります。そういうところではキャッシュで払うしかないので、当然ですがチップもキャッシュです。事前に金額の低いお札(一ドル札、五ドル札)を用意してから行くようにするか、後で英語のところで説明しますが、細かい持ち合わせがない場合、代金にチップも入れて、お釣りをいくら戻してくださいという払い方をしてもいいです。チップ用のキャッシュがある場合は、代金の支払いをした後に、担当してくれた方に20%分くらいのキャッシュを二つ折りにしてささっと渡しましょう。これは別に札を必ずしも折らなくてもいいし、そんなルールはないと思うのですが、私の目に映るのは、二つ折り、またはその半分くらいに小さくして渡している人がほとんどなので、毎月実際に目にしている情報としてシェアしておきますね。

一度も行ったことがないサロンに初めて行く場合は、事前に電話をしてクレジットカードが使えるか、やりたいメニュー(ジェルとか、ペディキュアとか)が基本料金いくらなのかを確認してから行くことをおすすめします。私はベタ塗りではなく、何かしらデザインをしてもらうのが好きなのですが、サロンの中で全員がデザインができるわけでもないらしく、その辺もやりたいことをやってくれる人がいるかどうかを確認してから行きます。予約を取りますか?と言われる場合は取ってから行きますが、サービスの性質上、予約があっても待たされたりはありますので、時間には余裕を持って行きましょう。

サービス料金ですが、これは場所代、レベルによって雲泥の差があります。私が行ったことがある場所で、一番高かったのが、マウイ島のリッツカールトンのホテルの中で、ごくごく普通のマニキュアのフレンチネイル(ハンドのみ)で当時$150(チップ込み)で、一番安かったのが、キャッシュオンリーで換気の悪い雑居ビルの中で、マニキュア$24(チップ込み)くらいだったかな?

昨日やったばかりのネイルです! なんと片手の石がすでに2個も取れました(涙)

チップの話からどんどんそれてしまって余談になりますが(笑)、ハワイのような観光地は、もし交通手段があるのであれば、ビーチに近いホテルが立ち並んだ場所の観光客向けのサロンではなく、なるべく奥へ入ったローカルの人達が行くようなサロンに行くと、お値段もかなりお安くなります。子供料金や学生料金を設定しているところもあって、リーズナブルです。

ワイキキビーチから徒歩すぐというようなサロンで、歩いていたら見つけた看板に見本のネイルデザインがいっぱいあって、ハワイらしいヤシの木にビーチと青い空といったようなデザインに90ドルちょっとの値段が書いてあったのですが、ちょっと高いなと思ってやめて、ビーチから離れて奥へ奥へと歩いて行った時に見つけた「Nail」の看板。(結構歩きました、笑)お店のドアを開けようとしても開かなくて、あら休みと思ったのですが、普通にどこのお店も開いている時間、その周りのお店も開いていたので、試しにネイルサロンのガラスのドアに書いてあった電話番号に電話してみると、すぐに人が出て、ネイルしたい旨を話したら、どこにいたのか知りませんが来てくれました(笑)。で、似たようなヤシの木とビーチのデザインをお願いして、35ドルくらいで済みました。とっても得した気分でしたよ。

なんだか、またまたすごく長くなってしまったので、アメリカのネイルサロンで使える、覚えておくと便利な英語表現に関しては、次回のブログでご紹介したいと思います。

やっぱり大好きなネイルの話題だと、つい長くなってしまいます〜!(笑)。アメリカ旅行中にネイルサロンに行ってみたい、またはアメリカ在住でネイルサロンにまだ行ったことがないけれど、どんな感じなのか知りたいという方の参考になれば幸いです。

最後に、最近はもっぱら月イチでサロン、楽なので人にやってもらっていますが、忙しくてどうしても行けない時は、ベタの一色塗りで、自分でライトを当てて硬化してジェルをやっていました。昔よりお手軽に、材料がネットで手に入るので便利ですよ。私の好きなグッズを紹介しますね。

ジェルネイルを高速硬化できるライトです。手足に使えます。

よくスターターキットのような、ジェルネイルセットで、ありとあらゆるものが入ったのが売っていますが、ちょっと高いし、結局は使わないものが多いので、まずはライトと、今ほしい、今後も使いそうな色だけ買ったほうが良いように思います。

優しい、品の良いヌードベージュ系の6色ジェルカラーセット

こういう色味は上品だし、すごく使えます。
デザインも本当は自分で出来たらいいんですが、やっぱり右利きなので、左手は上手に仕上がり(笑)、右手のデザインはイマイチに。なので、ベタ塗りで、両手の薬指だけ色を変えるという感じにして、変化を楽しむのが簡単でかつおしゃれです。はい、私のネイルの話、長いですね!!やめます、もう(爆)また次回!

 

→アメリカのネイルサロンでのチップと英語 Part 2を読む

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