週末の予定は?野球の試合

<状況>
場所はシアトル。金曜日のオフィス。マットが週末の予定について、エリックに話しかけています。

<シーン4>
Matt: M
Eric: E

M: Are you going to the game on Saturday?
E: What game?
M: Baseball.
E: Sounds like fun.
M: About once a month, a whole bunch of us from the office get together and go there.
E: Well, I’ve got nothing better to do this Saturday and I love hot dogs and beer.
M: Are you going to bring some for everyone else too? <ha ha>
E: Can’t we just buy them when we get there?
M: They don’t have a concession stand.
E: What kind of a baseball field doesn’t have a concession stand?
Aren’t we going to see the Seattle Mariners?
M: Oh no! <ha ha> We are going to play baseball ourselves at a local park. I thought you knew.
E: Um… I just remembered I need to mow the lawn on Saturday.

<解説>
★Sounds like fun.
おもしろそうだね。楽しそうだね。

★a whole bunch of~
大勢の、かなりの数の、たくさんの、
bunchは、口語で人に対して使われるときは、単に「数が多い」という意味だけで使われます。本来の「一塊になった」という意味で使われる場合は以下のように束になってくっついた物に使います。
<例>a bunch of bananas
<訳>一房のバナナ

★I’ve got nothing better to do.
いかにもネイティブらしい表現です。ここでbetterを入れることによって誘ってもらっている「野球」と比較して、それよりもっといい予定はないと言っています。betterをとって、I’ve got nothing to do. とした場合は、単に「何も予定がない」となります。
I’ve got = I haveです。これも口語的な言い方です。

★get together
集まる。いっしょになる。
<例>Why don’t we get together this Sunday?
<訳>今度の日曜いっしょに遊ばない?今度の日曜になんかしない?
友達と会って何かしようと誘うときに、便利な表現です。

★concession stand
場内売場、売店

★mow the lawn
芝生を刈る

<全訳>
M: 土曜日のゲームは行く?
E: 何のゲーム?
M: 野球だよ。
E: おもしろそうだね。
M: 大体月に一度、会社のみんな大勢で集まって行くんだ。
E: なるほど。今週の土曜日はこれといった予定もないし、僕ホットドックとビールは大好物だしな。
M: 他のみんなの分も持ってきてくれるかい?(笑)
E: 着いてからそこで買えばいいんじゃないの?
M: そこ売店ないんだよ。
E: 売店がないなんて、一体どんな野球場なのさ?シアトルマリナーズ見に行くんじゃないのかい?
M: え!やだなぁ、違うよ(笑)。地元の公園で自分達で野球するんだよ。知ってると思った。
E: そ、、そうだ、思い出した。僕、土曜日は芝刈りしなくちゃいけないんだ。

今回のシーンはいかがでしたでしょうか?こういう勘違いは日本語でもありますよね。英会話でも全く同じようにあるのです。

the gameとあって、ゲーム、または試合と訳してよいと思いますが、theが付いているので、話し手は相手がそのゲーム、試合を知っているものとして話しています。マットは週末に体を動かしたいタイプ、反してエリックはビールとホットドッグ片手に野球観戦を楽しむ方が好きなようです。最後の芝刈りは、もちろん言い訳です(笑)。