トラブル回避の英会話シリーズ やっかいな同僚 エピソード6
トラブル回避の英会話シリーズ、「やっかいな同僚」の第六話です。またまた更新まで間が空いてしまってすみません!
ストーリーは、いよいよ佳境へ突入します。
前回までのエピソードをお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ。
エピソード1
エピソード2
エピソード3
エピソード4
エピソード5
▼前回までのあらすじ▼
職場で同僚アリソンに嫌がらせを受けているリンダは、友人ケリーのアドバイスを受け、人事部に洗いざらい全てを打ち明けて、助けを求めます。内密で調査をすると約束してくれた人事部ではありますが、アリソンからの報復が怖いリンダ、今は人事部からの連絡待ちです。
やっかいな同僚 エピソード6
本人と対決
▼状況▼
リンダがトイレに行こうとすると、誰かが後をつけてくる気がする。ついにアリソンと対決です。
◆シーン30◆
Problem co-worker – Episode 6
L: Linda
A: Allyson
M: Monica from HR (Human Resources)
<Linda is on her way to the bathroom after she passed Allyson’s office. Linda senses that Allyson is following her.>
L: “Oh my god… is she following me??” (she thought)
<Linda got to the bathroom. Went inside one of the booths and heard somebody slam a door.>
L: “Allyson?”
<Linda came out and saw Allyson was washing her hands.>
L: Hi Allyson…
<Allyson gives Linda a dirty look without saying anything.>
L: Allyson, are you mad at me or something?
A: Why? Did you do anything to me?
L: No, I don’t think so. But you have been acting funny.
<Without answering, Allyson leaves, slamming the door again.
Linda makes a call to Monica as soon as she gets back to her office.>
L: Monica, I just had a horrible experience with Allyson.
M: What happened?
L: Allyson followed me all the way to the bathroom. Slammed the door twice. Gave me a dirty look.
M: Did she? So she is intimidating you, isn’t she?
L: Yes, I don’t feel safe working here next to her. What’s the status of your investigation? I need to know. Because obviously, something must have changed.
M: Let me see what I can do for you. I will call you shortly. Please just stay in your office with the door locked.
L: Okay…
◆シーン30の解説◆
★bathroom
<訳>トイレ
ご存知の方も多いかもですが、そうです、アメリカでトイレは、bathroom、またはrestroomを使います。英語のtoiletは便器と便座のセットの、用を足すのに使うトイレそのものを指します。日本は場所としても、「トイレに行ってくるね」という感じで「トイレ」という単語を使いますが、アメリカではbathroomという部屋の中に、トイレが置かれているというイメージです。自宅でなく、会社や学校、商業施設のbathroomは、中に複数の個別の部屋(トイレ)があって、それを英語で表したい時は、boothやstallという単語を使います。
全然話がそれて申し訳ないんですが、たまたまこんな動画を見つけました。笑えましたww
★Linda senses that Allyson is following her.
<訳>リンダはアリソンが後を付けてきているような気がする。
このsenseという動詞は、感知する、感じる、という意味です。日本語でセンサーという言葉がありますが、英語がそのまま日本語になっていますね。
★slam a door
<訳>ドアをバタンと音を立てて閉める
close a door や shut a door のように、ドアを普通に閉じるのではなくて、乱暴に思い切り閉める時にだけ、このslamを使います。バッターンと大きい音がします。
★a dirty look
<訳>険しい表情、怒った顔、睨んだ顔
dirtyが使われていますが、汚れて汚い表情という意味ではありません。すごく嫌な顔をされてしまった、という表現をしたい時に便利で使える言い回しです。
★are you mad at me or something?
<訳>私のこと怒っているか何かなの?
or somethingを取って、are you mad at me? で、単純に「私のこと怒っているの?」となります。
or somethingを付けることによって、不確かな感じを表せます。なんだか良くわからないけど、怒っているか、何かなの?というニュアンスです。
★you have been acting funny.
<訳>あなた、何かおかしいよ、様子が変だよ。
funnyと言っても、笑える面白いfunnyではなくて、ここではおかしいよ、行動が変だよというニュアンスです。
★she is intimidating you, isn’t she?
<訳>彼女、あなたを怖がらせようとしていますね。
intimidateは威嚇する、怖がらせる、脅すという意味です。
★I don’t feel safe working here next to her.
<訳>ここで彼女の隣で働くのに、身の危険を感じます。
これは、英語としては全然難しくないのですが、是非覚えておいて損はないのフレーズなので記しました。I don’t feel safe. 私は安全だと感じない。
これでHRは速攻で動いてくれます!訴訟大国のアメリカですが、このように事前に身の危険を感じると私は申告してますよ、何かあったら責任とってもらいますよ、という意思表示をすることで、万が一何かあった場合、特に大手企業の場合、加害者のみならず、会社の責任を追求できます。
こういう言われ方をされると、さっさと動いてくれる場合が多いです。
★Let me see what I can do for you.
<訳>何が出来るか考えてみます。
これまたシンプルな英語なのですが、すっと出てくると、返事に困った時に使えて便利です。簡単にオッケーと言えないようなことを頼まれたりした時、解決するのに時間がかかりそうなことを頼まれた時にも、とりあえず速攻でNoと言わずに、何かできることあるかもしれないので、考えさせてという感じです。言われた方は、何かしてくれるのね、と一旦安心しますし、言った方も時間が稼げます。
◆シーン30の全訳◆
「やっかいな同僚」。 エピソード6
L: リンダ
A: アリソン
M: 人事部のモニカ
<リンダはアリソンのオフィスの前を通って、トイレに向かっています。アリソンが後を付けてきているような気がします。>
L: 「嫌だ、、、もしかして付けてきている?」(心の声)
<到着してトイレの1つに入ると、誰かが思い切り乱暴にドアを閉める音がします。>
L: 「もしや、アリソン?」
<トイレから出てくると、アリソンが手を洗っていました。>
L: アリソン、、、
<アリソンは一言も喋らず、ただリンダを睨みつけます。>
L: アリソン、私のことで怒っているか、何かなのかしら?
A: は、なんで? あなた、私に何かしたの?
L: してないと思うんだけど。ただ、あなた様子が変だから。
<それには答えず、もう一度思い切りドアを乱暴に閉めて、アリソンはいなくなった。
リンダは自分のオフィスに着くなり、モニカに急いで電話をかける。>
L: モニカ、たった今、アリソンと酷いことがあったのです。
M: 何があったんですか?
L: 私がトイレに行くのに後をずっと着いてきて、ドアを乱暴に二回も閉めて、私のことを睨みつけたんです。
M: そんなことを? つまり、怖がらせようとしているのですね?
L: そうです。この会社で、彼女の隣で、私安全に働けません。調査の方は一体どうなっているんですか?
知る必要があります。だって、明らかに何かが変わったとしか思えないんです。
M: 出来ることを考えてみます。すぐ電話しますから、とりあえずドアに鍵をかけてオフィスから出ないでください。
L: わかりました。
いかがでしたでしょうか?ちょっと怖くなってきましたね!
次回をお楽しみに〜♫
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